「雑感 NO3」

こんばんは😄近くの50cm幅の小川の小さな、小さな滝 ?です。
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          「小,中学生の君たちへ」

勝又恵美子 主婦 37才 (こども相談室)

              朝日新聞  1990,3,8    抜粋

おばさんはこれから先、20年,30年、40年後のことを想像してみます。

その時の君たちは大人になっているよね。

    おばあさんになったおばさんに、みんなは優しくしてくれるかな。

道で困っているお年寄りに声をかけられるかな?

     (中略 )

お年寄りって言ったけど、(弱い立場の人たち)って言い直してもいいよね。

    今の君たちを見ていると、とっても心配です。

物に恵まれすぎるほど恵まれて、一見とっても幸せそうに見えるけど、何となくどこか違う。

変に何でもわかったふうをして、何をしてもしらけた感じ、目もキラキラ輝いていない。子どもだけど大人を小さくしたみたい。

 

    でも、君達を責めても仕方ないね。

君達から遊びを取りあげたのは、家族そろってとるあたたかい食事を忘れてしまったのは、物の豊かなことが幸せなのだと錯覚して、あくせくしているのは、みんな大人たちだよね。

    子どもにとって遊びがとっても大切だってこと, 子どものころ、たくさん遊んできたはずの大人達が忘れてしまっている。

子どもには子どもの時しかできないことってあるよね。

それを, もっともっと思い出して、大事

にしなくっちやいけないと思う。

人へのおもいやりや、いたわりの心は、そこから生まれてくるんじやないかな。

 

   いい学校にはいるための勉強だけで、頭をいっぱいにした人間たつがつくる社会なんて、考えただけで恐ろしい。

みんなが幸せだと感じる明るい社会になるといいね。

せっかく生まれた命だもの、みんなで大切にしあえる社会になるといいね。

    でもね、おばさんは今の社会のいろいろな風潮を見ていると、何とも寂しくなってしまうのです。

     ねえ、君たち、どう思う?

 

& この勝又さんの問いかけに多くの学        校や グラスのホームルームで取りあ         げ られました。

 

&  この勝又さんの問いかけは現在への         問いかけでもあると思いますが、皆         さんはどうでしょうか?